売買契約の流れ

1.売却価格の査定依頼・価格決定

売却価格を設定します。適正売却価格は不動産業者に依頼して決定したほうがいいでしょう。
査定は複数の業者にしてもらったほうが、客観的に判断できます。
査定価格とは、通常の営業活動で3ヶ月程度で売却が可能な価格のことです。最終的に査定価格を参考に売却価格を決めます。

2.不動産会社の選択・媒介契約の締結

不動産会社を1社だけに依頼するか、数社に依頼するか決めます。

【専属専任媒介契約・専任媒介契約】 ・・・1社のみ売却を依頼する契約
【一般媒介契約】 ・・・複数の業者に売却を依頼する契約

3.不動産会社の営業活動

新聞広告・チラシ・情報雑誌など広告をしてもらいます。
また、購入希望のお客様に現地案内をして実際に見てもらったりします。

4.売買条件の交渉及び売買契約

価格や引渡し時期など、買主の希望する条件との交渉をします。
売主と買主が売買条件に合意すれば、売買契約の成立となります。
通常、売主・買主ともに、不動産業社の事務所で売買契約書の説明をうけ、売主は、買主より契約手付金(代金の10%程度)を受領し、署名・捺印して契約は成立します。

5.残金決済と物件の引渡し

買主は、残金と諸費用(仲介手数料・登記料・保険料・ローン保証料等)が、物件の引渡しには必要となります。
売主は、買主より残金を受領して、買主に家のカギを引渡し、取引は終了となります。

売買契約のポイント

敷地の境界を明確にしておくこと

トラブルの防止として境界杭などが無い場合は、新たに測量して敷地の境界を確定する必要があります。
土地を切り売りする場合も、測量して分筆登記の必要があります。

住宅ローンの残金の確認

住宅ローンの借入がある時は、借入の残債の額を金融機関に確認しておきましょう。

付帯設備の確認

家を売却するとき、暖房・エアコンなどを付けて売却するのか、又、物置や庭石・庭木は、どうするのか、書面で取り決めておくと、後でトラブルになりません。

販売価格の決め方

販売価格を決める時は、複数の業者から査定してもらいましょう。数社から査定してもらう事により、売却予定の家や土地の市場価格(相場)が、客観的に判断できます。
あまりにも、市場価格よりも高く価格設定し、成約の見込みが無い場合は、不動産業社も営業に力が入りません。近隣の市場価格に合わせるのが一番です。

確定申告

売却した年の翌年に確定申告をします。
マイホーム売却の3000万円控除等は、確定申告をしないと適用されません。

不動産用語集

契約関連用語

契約期間
一般的に賃貸契約期間2年間で、期間後は更新手続きを行います。
敷金
契約時に借主が貸主に対して退去時まで預けるお金で、退去時に原状回復の義務がある場合は、このお金より清算されます。
仲介手数料
貸主と借主を仲介する不動産業者さんへ支払う手数料です。
管理費/共益費
建物内外の共用施設を管理するための費用や、管理人等に対しての費用をいいます。
更新料
契約を更新する際にかかる費用。地域によって金額は異なりますので初回の契約時に確認すると安心です。
取引態様
貸主、売主と不動産業者との取引形態のこと。売主、仲介など。
前家賃
翌月分の家賃を当月に支払うことです。入居する物件の最初1ヶ月分の家賃を契約時に先に支払う必要がある場合がありますので確認しましょう。
日割り家賃
月の途中で契約又は退去した場合、家賃が日割りで計算されることです。前述の前家賃でも、月の途中で契約した場合の前家賃が日割りで計算されることがあります。
火災保険
賃貸生活中の火災、水漏れを対象にした火災保険。入居の条件になる場合もあります。保険の内容は、様々なので不動産会社、保険会社に聞いてみましょう。
重要事項説明
 契約をする時に、契約の内容、建物の内容、条件、特例等を、書面にして説明をする事。宅地建物取引主任者が説明を行います。
特記事項
予め契約書に記載されていない条文を特別に約束をする事。契約時には良く確認をして記名・押印をします。

設備関連用語

専有面積
マンション等の区分建物の専有部分の面積のことです。バルコニー、ベランダ等の壁の外側の部分は含みません。計算方法は壁芯計算・内法計算があります。
L・D・K
間取りの説明のための略称です。
それぞれ L=リビング D=ダイニング K=キッチンの略表記。
建物構造
RC造(鉄筋コンクリート造)、S造(鉄骨造)、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)など。
徒歩時間表記
80メートルを1分として計算された時間で、信号待ちなどの時間は含まれていません。年齢などによりかかる時間は変わりますので、下見も兼ねて実際に歩いてみるのをおすすめします。
ロフト
部屋の一部を2層式にした上部のスペースのことで、収納だけでなく居住空間として利用することも多いので、活用方法をチェックしてみましょう。
フローリング
洋室などで木材を使用した床張りのことです。木目調で他の素材を使用したものを指す場合もある。
メゾネット
上下2層に分かれた部屋を室内の階段でつないで1戸の住居とし、立体的な居住空間のあるもの。2〜4戸の集合住宅として建造されることが多いです。
クローゼット
造り付けの収納庫で、主に衣類の収納スペースとして作られたもの。広くして人が中まで入れるタイプのものはウォークインクローゼットと呼びます。
オートロック
マンション等の集合住宅で共同玄関を自動的にロックするシステム。入居者はカードキーや暗証番号でロックを解除できます。女性の世帯にはオートロックが安心です。
エントランス
マンション等の大型総合住宅での共同玄関内のスペースをさします。
追い炊き
浴槽の水を沸かすことが出来る給湯器です。
オール電化
ガスを引かず、すべて電気で行う方式のことです。ガスコンロの代わりに電磁調理器、ガス給湯器の代わりに電気温水器が付いています。
クッションフロア
 塩化ビニールの床材。柔らかく、音も響きにくいというメリットがあります。キッチン部分、脱衣所等の水周りに多く使われているが、最近はフローリング柄のタイプがあり居室部分にも使われています。
グルニエ
屋根裏部屋のことです。
はめ殺し
開閉が出来なく固定されている窓のこと。トイレや風呂の窓がそうなっていることがあります。
BT別
バス・トイレが別れているタイプのこと。
MB
メーターボックスを略して言った言葉。電気・ガス・水道のメーター類が設置されている場所に記入されます。
PS
パイプスペースの略語。水道管、ガス管などの配管が設置されている場所のこと。
SB
シューズボックスの略語。下駄箱のこと。建てつけのものが多いです。
UB
ユニットバスの略語で、すでに工場で加工されてたものを現場ではめ込むだけになっているもの。広さやオプションなど様々に選べるものもあり、システムバスとも呼ばれます。
トイレ、洗面、お風呂が一体になっているものを指すことがありますが、少し異なります。
CL
クローゼットの略語。
アウトレット
電話線、TVアンテナ、コンセント等の接続口のこと。

よくある質問

ただ今準備中です。

お問い合わせはこちら